カフェやレストランでスイーツをいただく時、チョコレートなどで飾られたメッセージプレートにワクワクしたことはありませんか？チョコペンを使って生み出される、甘い、スイーツのステージ。そんな世界を作り続けているのが、話題のチョコペンアーティスト、澤田明男さんです。
澤田明男さんに聞いてみた
澤田さんの手がけるチョコペンアートは、アーティスティクな模様から、可愛いアニメのキャラクターまで幅広い！食べるのがもったいない気持ちになるくらい。こんなお皿でスイーツがサービスされれば、ホームパーティーの参加者もテンションが上がるはず。そんな澤田さんに、一般社団法人日本ホームパーティー協会の会長、高橋ひでつうが、お話を伺いました。
ひでつう：今日のバースデーメッセージのプレート、華やかでいいですね。これひとつで、ホームパーティーの盛り上がりが違ってきますよ！澤田さんがチョコペンアートを始めたきっかけは？
澤田：プレート描き出したのは18歳からです。飲食店では、お客さんから「誕生日プレート描いてくれませんか」っていうリクエストがあるんですよ。僕が飲食の仕事を始めた頃、それを担当していました。そういうお客さんは、翌年もまた来てくださるので、「前の年よりもグレードが上がったプレートを描いて喜ばせたい」と思うようになったんです。そうやって毎年描いていくと、徐々にスキルも上がっていって、その結果、のめり込んでいったというか、その積み重ねで今に至るという感じです。
ひでつう：なるほど。チョコペンの世界を極めてみようとか思うようになったきっかけというのはあるんですか？
澤田：今のように「チョコペンアーティスト」としてやりだしたのはちょうど2年前くらいからです。あるお店で、オーナーシェフの弟子という形で働いていました。シェフが作るのはパスタとメイン料理。僕の担当は、前菜、デザートで、もちろんそのお店でもプレートを描いていたんです。本場イタリアで修行されたシェフのお店なので、料理もすごくおいしかったんですけど、お客さんが帰っていくときに言っていく言葉が「プレートすごく良かったよ」だったりして。（笑）
ひでつう：（笑）
澤田：シェフのメインディッシュではなくて、僕がやったプレートだけを褒めて帰っちゃう。そんなお客さんがすごく増えちゃって。いつの間にか、僕が店の看板みたいになっちゃったんですが、それはオーナーに対してもすごく失礼なことをしているなと思いました。そこで、これだけプレートの依頼があるなら「チョコペンアート」っていうジャンルを作って、自分でやってみようと思ったのがきっかけです。今は自分で飲食店をしながら、お客様から「バースデープレートを描いてほしい」というリクエストがあれば書いています。
ひでつう：だいたい一作品作るのに、時間はどれくらいかかるんですか？
澤田：すごく簡単なものだと、5分で描けるキャラクターもあります。今日用意したプレートはだいたい45分くらいですね。長く時間をかけるのではなくて、基本的には1時間以内で描こうとしています。
ひでつう：描いていく上で、こだわっていることはありますか？
澤田：僕は昔から習字をやってきたので、バランスをすごく大事にしています。チョコペンも、チョコレートの状態によって、線が急に細くなったり太くなったりするときがあるんです。そこで、ずっと均一な直線が描けるようになるべくチョコレートの状態を均一に保つことを意識して、完成度をあげようと思っています。
ひでつう：いろいろなモチーフを描いていると思うんですけど、今後描きたいモチーフとかはありますか？
澤田：世界の人に知ってもらいたいので、日本の文化や伝統をチョコレートで表現できたらいいなと思っています。例えば「漢字」とか。チョコレートと墨をうまく融合してみたいな、とか、いろいろ考えています。
ひでつう：将来的な夢があれば教えてほしいです。
澤田：誕生日プレートを描くのがすごく好きなので、誕生日をお祝いする専門店ができたらいいな、と思っています。「誕生日するんだったらあの店に行こう」ってなるような。
ひでつう：ホームパーティーを開くときでも、こんな誕生日プレートが出てきたら嬉しいですね！今度、ホームパーティーにもお呼びしたいです。
澤田：是非！
【澤田明男】
愛知県生まれ
幼い頃から料理人を目指し新宿の調理師学校へ上京。卒業後はイタリア料理の世界に入り本場イタリアで修行、現在名古屋のイタリアンに勤務。料理の他にもバースデープレートを描くことに力を入れていて、今ではチョコペンアーティストとしても活躍。
またフジテレビのテラスハウスの映画公開イベントでパルコとコラボし、チョコペン教室なども開催している。
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