日本ホームパーティー協会のワイン担当hiro(ワインアドバイザー)です。
大切なワイングラス、みなさんはどのように洗っていますか?油断して洗うと、油分が残ったり水垢でくすんでしまったりしますよね。
そこで今回は、少しでも良い状態を保てるワイングラスの洗い方をご紹介したいと思います。
用意するものは次の2つです。
メラミンスポンジ
(激落ちくんなどの商品名で販売されています)
洗剤を使わずに油分などの汚れを落とせる優れ物です
グラス磨き用クロス
(トレシーなどの商品名で食器売場などで販売されています)
洗った後のグラスから水分を拭き取ります。毛羽立ちにくく、グラスに糸屑などがつきにくいのが特徴です。
では実際の洗い方について触れていきましょう。
洗う際は、ヤケドをしない範囲のできるだけ温度の高いお湯を使いましょう。グラスに付着した油分を洗い流し、洗った後の水滴跡をつきにくくするためです。
グラスにお湯をかけながら、外側と内側、特に飲み口の周り、続いてステム部分をまんべんなくメラミンスポンジで優しくこすり洗いしましょう。メラミンスポンジが細かいクズとなってお湯に流されていきますが、グラスに付着した場合は洗い流してください。また、メラミンスポンジは指の圧力などで潰れたりしますが、こちらは気にせずにそのままお使いください。
きちんと洗い終えると、水分をあまり弾かなくなっているはずです。もしメラミンスポンジでも落ちない油汚れなどがある場合は、少量の食器用洗剤で洗い、お湯でしっかり洗い流しましょう。
洗い終えたら、数分から10分ほど逆さに置き水気を切ります。水気を切ったあと、グラス磨きで外側、内側、ステム、全てをしっかりと拭きあげましょう。この際、せっかく洗ったグラスに指紋などがつかないようにすることと、光を透かして拭き残しがないか確認するのがコツです。ここで水分の拭き残しがあると、水垢となって白いくすみの原因にもなりますのでご注意くださいね。
白いくすみがついてしまった場合は、少量のクエン酸や重曹をスポンジにつけて磨きましょう。(ただしクリスタルガラスの場合はクエン酸ではなく、重曹のみで磨いてください)なお、クレンザーを使うとグラスに細かい傷がついてしまうこともありますので、くれぐれもご注意ください。
いかがでしたでしょうか。意外にも簡単でビックリされた方もいらっしゃるかもしれません。次回にキレイで美しいグラスを気持ちよく使えるように、使った後はできるかぎり早いうちに洗って磨き上げておきましょう。