こんにちは!「カクテルをもっと身近に!」をモットーに活動しておりますカクテル案内人の村田紘子です。カクテルレシピ監修、カクテルレッスン講師、コラム執筆、出張バーテンダーなどをしております。
さて、みなさま「アペロ」はすでにご存知でしょうか?
最近巷で話題になっている「アペロ」とは、「アペリティフ(食前酒)」の略でディナーの前に食前酒を飲みながら軽いおつまみを楽しむ事です。
日本では「ディナーの前に食前酒を頂く」という行為にまだ馴染みがないですが、食を楽しみ大切にするフランス人の生活には広く浸透しています。そもそも食前酒は食欲を増進させるために飲まれています。アルコールが適度に胃を刺激して「あぁ、何か食べたい!」という気持ちにさせてくれます。
アペロでは低アルコールのドリンクが人気なので、シャンパンやワインを飲むことが多いですが、今回はぐっとオシャレに、自宅で簡単に作れるアペロ向けのカクテルレシピをご紹介いたします。
パナシェ(panaché)
ビールを使った簡単スタンダードカクテルです。ホームパーティーには絶対あるビール。オススメです!
ビール1、レモネード1の割合でグラスに注げば完成です。
フロゼ(frosé)
今、ニューヨークで話題のカクテル「フロゼ」。ロゼワインをフローズン状にした物です。でも、ロゼワインだけを凍らせてもあまり美味しくないので、ジュース類を混ぜてから凍らせるのがオススメ。
今回は「はちみつレモン」を使用しましたが、サイダーやグレープフルーツジュース等でも美味しくできると思います。グラスに入れた後にシードル(リンゴのスパークリングワイン)を注いで飲んでもお洒落ですね!
ロゼワイン1、はちみつレモン1の割合で混ぜた物をジップロックコンテナーなどのタッパーに入れて凍らせます。それをカクテルグラスやワイングラスにスプーンで入れます。
アメリカーノ(americano)
食前酒といえば、やっぱりカンパリです!カンパリを使用したカクテル「カンパリソーダ」や「スプモーニ」もオススメですが、ここはお洒落に「アメリカーノ」に挑戦してみましょう。リキュールベースですが、甘すぎずサッパリしていて食前にはオススメです。
カンパリ:大さじ2
スイートヴェルモット(チンザノロッソ、マルティニロッソ等):大さじ2
ソーダ水:大さじ4程度(好みで調節)
氷の入ったタンブラーやロックグラスに、カンパリ、スイートヴェルモットを入れて、ソーダ水を注ぎます。長めのスプーンをグラスに入れ、下から上まで全体が混ざるように軽く混ぜます。
コアントローフィズ(cointreau fizz)
バーでもお馴染みのフランス産オレンジリキュール「コアントロー」を使った爽やかなカクテルです。グラスの中にフルーツのスライス(キウイ、オレンジ、いちご等)を入れても美味しくお洒落になります。
コアントロー:大さじ3
ライムジュース:大さじ1.5
ソーダ水…適量(120mlくらい)
氷の入ったタンブラーにコアントロー、ライムジュースを入れて、ソーダ水を注ぎます。長めのスプーンをグラスに入れ、下から上まで全体が混ざるように軽く混ぜます。
サンジェルマンスパークリング(ST-GERMAIN sparkling)
フランスのエルダーフラワーリキュール「サンジェルマン」をスパークリングワインで割ったお洒落なカクテルです!香水のような香りのする「サンジェルマン」ですが、味はマスカットやグレープフルーツのような味で「アペロ」にはオススメのリキュールです。
・サンジェルマン:大さじ2
・スパークリングワイン:適量
シャンパングラスにサンジェルマンを入れて、そこに良く冷えたスパークリングワインを注ぎます。
いかがでしたでしょうか?
大切な人との「アペロ」タイムを是非お洒落で簡単なカクテルで楽しで下さいね!
編集部より
新しいホームパーティーのスタイルとして大注目の「アペロ」。ちょっと一手間かけるカクテルが登場すれば、特別な感じが高まりそうです。こんなに素敵な食前酒を飲んでしまうと、食事が楽しみでたまらなくなりますね!