日本ホームパーティー協会のワイン担当hiro(ワインアドバイザー)です。
今週から「ホームパーティーに役立つワインの基礎知識」と題して、ホームパーティーに役立つワインの知識をシリーズでご紹介します。
初回の今回は「ワインの種類」です。
ワインの種類
外観から判断できるワインの種類、何種類あるかご存じですか?大まかにわけて4種類存在します。
赤ワイン
黒ブドウから造られる非発泡性ワイン
白ワイン
白ぶどうから造られる非発泡性ワイン
ロゼワイン
黒ブドウから造られる非発泡性ワイン
スパークリングワイン
黒ブドウ、白ぶどう双方から造られる発泡性ワイン
※黒ブドウとは、ブドウの果皮が濃い青紫〜紺色のブドウを指します。白ぶどうとは、ブドウの果皮が黄色〜緑色のブドウを指します。
「ロゼが黒ブドウだけから??」とか「スパークリングワインが黒ブドウと白ブドウから??」なんて思われた方、いらっしゃいませんか?
順を追ってご説明しますと、黒ブドウから赤ワインが、白ぶどうから白ワインが生まれるのは、感覚からもわかりますよね。ロゼワインはというと、赤ワインと同じ黒ブドウから造られているんです。時々耳にする「赤ワインと白ワインをブレンドしてつくらるロゼ」というのは、極一部の例外を除きほぼ存在しません。例外については、また別の機会にお話させていただくとして、まずここでは、ロゼは黒ブドウからできると覚えてください。
同じ黒ブドウなのに、どうして色合いがあれほどまでに違うのか・・・。赤ワインの赤色は、実はブドウの果皮の色からきています。例えば、巨峰を食べるときに指や服が赤く染まったりしませんか?そうです、まさにそれなんです。では、ロゼの淡い赤色はといいますと、これも同じくブドウの果皮の色からきているのですが、染まるほどブドウ果汁が果皮に浸っていないから淡い色合いなんですね。
ではスパークリングワインは白ワインとほとんど同じ色合いなのに、黒ブドウも入ってるの?なんて声も聞こえてきそうですね。もちろん白ブドウだけでつくられたものもあるんですが、黒ブドウを混ぜたり、または黒ブドウだけで造られたものもあるんです。先程例に出した巨峰でご説明しますと、巨峰の濃い色の果皮を剥くと果肉や果汁は黄色〜緑がかった淡い色合いをしていますよね。そうです!果皮をキレイに取り去ると、白ブドウ(例えばマスカットなどを想像してみてください)の果肉や果汁とほとんど同じなんです。それをつかって醸造すると、白ブドウだけでなく黒ブドウも使っているのに、白ワインの色合いとなるんです。面白いと思いませんか?
ここまで外観(主に色合い)から判断できるワインの種類についてご紹介しましたが、次回はここで出てきた黒ブドウや白ブドウといったブドウの種類について、お話したいと思います。