日本ホームパーティー協会ワインアドバイザーhiroです。
これまでシャンパーニュ(シャンパン)について色々とご紹介してきましたが、今回はスペインのスパークリングワインであるカヴァをご紹介させていただきます。
カヴァってどんなスパークリングワイン?
カヴァは、バルセロナで有名なスペインのカタルーニャ州のペネデス地方で主に作られているスパークリングワインで、使用するブドウ品種や生産地域、熟成期間などが厳格に定めされた規定があり、それに基づいて造られています。
カヴァはCAVAと表記するのですが、これはワインを寝かせる「地下の蔵」を意味する単語に由来しているのですが、これはカヴァの多くがシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵という伝統的な製法が採用されており、その際に長い期間その地下の蔵で保存熟成されているからです。
元々は19世紀後半にシャンパーニュ地方で発泡性ワイン醸造法を研究したホセ・ラベントスがその技術をペネデスに持ち帰り、スペインのブドウ品種を用いて発泡性ワインを造ったのが始まりとされており、その歴史的な背景からシャルドネやピノ・ノワールといったシャンパーニュでも使用される品種以外にスペイン固有品種が多く使用されています。
カヴァはシャンパーニュに比べ安価で求めやすいものが多いのですが、白やロゼだけでなく甘いものから辛いものまで様々なタイプのカヴァがあり、その豊かな味わいと個性はシャンパーニュに勝るとも劣らないものとなっています。
これからの時期、冷えたスパークリングワインがさらに美味しく感じられる時期になりますが、ぜひこのカヴァもホームパーティーの席でお出ししてみてはいかがでしょうか。