フードコーディネーター、写真家 高梨亜里です。
Ari’s Walk 食と人との間にもっと素敵を探す旅 をモットーに、パーティーフードケータリング、料理撮影、レシピ開発、カメラマン、イラスト提供、スタイリン グワークと美大出身の視点を生かし多彩な分野で活動、発信させていただいております。
今回はホームパーティーで簡単に実践できる、Instagram映えする「インスタジェニック」な料理写真のコツについてご紹介してみたいと思います。
ケーキのお皿はジャストサイズを意識!
パーティーに欠かせないのがケーキ。テーブルの中心に来るメインのアイテムですね。
ケーキが中心にあり、その周りのお料理やドリンク、デコレーションアイテム、テーブルぎゅうぎゅうにお楽しみが多いパーティーシーンのテーブル。このとき、ケーキのお皿は、大きすぎないジャストサイズを選んでみましょう。
せっかく準備した華やかなパーティーコーディネートなら、写真のフレーム内に様々なアイテムを納めたいですよね。
中心に来るケーキのお皿の縁が大きいと、写真に余白が多く感じられてしまいます。ケーキのお皿は大きすぎないジャストサイズ、もしくは小さめを選ぶことが大切です。
美味しそうに見えるライティングの角度を知ろう!
同じケーキのあるテーブルの写真ですが、どれが一番美味しそうに感じるでしょうか?
4方向のライティングで見て見ましょう。
1. 手前からの光
2. 奥からの光
3. 右サイドからの光
4. 左サイドからの光
1は、ケーキやフルーツに立体感がなく、のっぺりして見え、なんだか印象にも残りにくい写真です。
2は逆光で立体感は際立っていますが、一番目につくケーキの手前の部分が黒く潰れてしまって影か強く感じてしまいます。
3、4はサイドからの光で立体感もありつつ、一番見せたいケーキの手前の部分にも光が回り込み、見せたいケーキの色や形が写真に表現されています。
では、3と4の感覚としてどちらが良いと感じますか?
実は人が一番自然に感じやすいのは 4の左からの光なのです。
せっかく準備したホームパーティーのテーブルコーディネートや料理写真。より素敵にインスタジェニックに写真に撮ることも念頭にして、お家の中で光のさす窓はどこかな? テーブルの向きは?
窓が左側になるように撮る方向を意識して、テーブルセッティングをしてみてはいかがでしょうか。
これは、とあるカフェに伺って、ケーキの撮影中の一コマ。
カフェの光の差す大きな窓を左側に、ケーキをセッティング。
トレーの中心にケーキを乗せたまま写真を撮るとケーキがお皿の後方に乗っているように見えるので、
トレーの少し手前に置いているのがわかりますか?これもバランスの良い盛り付けを写真に撮るポイントなので、ほんの少し意識して見てください。
出来上がった写真はこちら▽
ホームパーティーのテーブルコーディネートや料理写真。
ほんの少し意識するだけでインスタジェニックな写真に、簡単なポイントを少し、ご紹介させていただきました。
より素敵にインスタジェニックに写真に撮ること、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。