日本ホームパーティー協会のワイン担当hiro(ワインアドバイザー)です。
ホームパーティーでワインをお出しする時、ワインの温度はどうされていますか?
「スパークリングワインや白ワインは冷やして、赤ワインは室温で」と言われていますが、今回は実際にどの程度の温度でお出ししたら良いのかについて触れてみたいと思います。
《スパークリングワイン》
スパークリングワイン(シャンパーニュ含む)は、古い熟成したものを除き、6〜8度程度が適温です。通常5度の冷蔵庫でしっかり冷やしたままお出しし、注ぎ入れることで、調度良い温度で飲み始めることが可能となります。
(ドアポケットは庫内よりも温度が高くなりやすいため、ご注意ください)
《白ワイン》《ロゼワイン》
白ワインは、熟成したものなどを除き、8〜10度程度が適温です。
冷蔵庫でしっかり冷やして、飲み始める15〜20分程度前に出しておくと、調度良い温度で楽しんでいただけます。
《赤ワイン》
「赤ワインは室温で」と言われていますが、その「室温」とは日本の室温ではなく、ヨーロッパでの室温を指すことから、日本の室温とは意味合いが異なることにご注意ください。
赤ワインの適温は、それぞれのタイプによって少々異なってきます。
ボージョレ(ボジョレー)などの軽口の赤ワインは12〜14度程度
ブルゴーニュなどの中口タイプの赤ワインは13〜16度程度
ボルドーなどの重口タイプの赤ワインは16〜18度程度
なのですが、ここは難しく考えずに12〜14度程度でお出しすればOKです。
もしワインセラーやワインクーラーをお持ちの方がいらっしゃれば、そこから出して抜栓すればそれでOKです。冷蔵庫に入れてある場合は、飲み始める1時間〜1時間半前に出しておくと良いでしょう。
《デザートワイン》
ポートワインを除き、1.《スパークリングワイン》や2.《白ワイン》《ロゼワイン》と同じく冷やしていただくことで、よりおいしくお楽しみいただけます。
ポートワインは3.《赤ワイン》の重口のタイプと同じで、高めの温度でお出しすると、そのコクのある味わいがより楽しめることでしょう。
とかくワインの温度については色々と言われていますが、まずはこれが基本ラインとして頭の片隅に入れていただければ、ほとんどの場合に対応可能です。
ぜひ参考にしてください。