セミナー

オンライン講座「フリーランスで”好き”をカタチに」 by 久林紘子

先日、日本ホームパーティー協会アンバサダーの久林紘子先生による、オンライン講座「フリーランスで”好き”をカタチに」が開催されました。

普通の専業主婦から、パーティースタイリングの最前線でお仕事をされている現在までの道のりをたっぷり語って下さいました。今回はその一部をご紹介いたします。

フリーランスで「好き」をカタチに

私はTokyo Flamingoという屋号でパーティースタイリスト、プロップスタイリスト、ビジュアルマーケティングプランナーとして活動しております。

Tokyo Flamingoを2015年に活動開始しまして、最初はお子様のキッズパーティーを専門にスタイリングの活動していたんですが、その後雑誌撮影や企業様のイベントやパーティーのスタイリング、その他インスタグラムマーケティングのお仕事ですとか、企業様のインスタグラムのフォトディレクションなどをさせて頂いています。またパーティーグッズの商品開発などもさせて頂いております。

今お話した感じだと、普通に仕事をこなしてきたかのように見えるかもしれないんですけれども、初めは本当に普通のOLで。その後仕事を辞めて専業主婦として生活していたんですが、パーティーの道に進むことになりまして、今このような仕事に至ったというお話をできればと思っています。

ではさっそく、簡単にヒストリーについてお話していきたいと思います。Tokyo Flamingoの立ち上げまで、どういう過程を踏んで来たかお話していきたいと思います。

出産の前のタイミングで、家族の海外転勤が決まっておりまして。駐在する際、奥さんの方は仕事をできないという規則があったりしたので、一度そこでキャリアをストップすることにしました。それで娘を出産したんですけども、ちょうど3.11の時に臨月でして。ニュースで家族を亡くされたりとか、思い出の写真が津波で流されてしまったというニュースなどを見まして。自分自身、子供の写真はクラウド管理しようとか、自分がいつ死ぬかわからないから自分が愛情をもって過ごしていたことを育児ブログという形で残そうかなと思って、そこでブログを始めました。

そうこうしているうちに娘が1歳の誕生日を迎えるわけですが、私自身も早くに亡くなった母の手作りのものから愛情を汲み取って生きる力になっている状態があったので、私も娘に DIY をした手作りのものを使ってお誕生日をお祝いしたいと思ったのがきっかけで、お誕生日パーティーを自分で DIY しようと準備を始めます。

ですが、その時まだ日本に可愛いパーティーグッズが全然売っていなくて、原色の派手なものとかはあったんですけど。思い描いたものは何もなかったので ファッション業界のOL 時代にためていたハギレをつなぎ合わせて、ガーランドを手作りしました。

このガーランドを写真館に持ち込んで撮影したんですが、その写真が後日写真館のホームページで公開されて、それに対してお客様から同じガーランドで写真が撮りたいとか、このガーランドを売ってもらえないかっていうお問い合わせが多数あったみたいで。そういうことを写真館の人から言われて、やっぱりそうだよな私と同じようにこういうパーティーグッズを探している人は多いよなっていうようなニーズを最初感じました。

次に、2歳のお誕生日を迎えるのですが、今度は造花で花冠を作りました。

最初は シロツメクサの作り方とかを調べていたのですが、造花で花冠を作るっていうやり方はあまりネット上に落ちてなくてですね、自分でオリジナルで作ったわけです。

せっかくだったらそのHOW TOを他の皆さんにもシェアしようと思って、細かいステップでそのHOW TOを育児ブログにあげたところ、その後ちょうどウェディングで花冠が流行ったのもあって何年もコメントが付くような人気記事になりまして。

その時にこういったママ達って子供のためになにか DIYしたいっていうニーズがあるよねっていうのを改めて感じたわけです。

このタイミングでベルギーに転勤になります。ベルギーに行きましたら可愛いパーティーグッズがたくさんあってですね、びっくりするわけです。 OL 時代の貯金を切り崩して可愛いパーティーグッズを見つけては買い続けていきました。

またヨーロッパのホームパーティー文化にも触れまして。お子さんのパーティーを外注するのが当たり前の文化。特にベルギーは共働きの夫婦が多かったので、公民館で気軽に頼めるパーティーですとか。大きいものですと本格的にピエロやトランポリンをお庭に入れて大規模なパーティーをするような業者まで、大小様々で素晴らしいなと思って。自分もこういうことを日本でやれたらなと、なんとなく思いました。

また日本よりも気軽に、バケットとワインがあれば立派なホームパーティーみたいな文化もとても刺激になりました。日本はおもてなしっていう心があって素晴らしいと思うんですけども、ちょっとそこで気張ってしまうのかなと思って。まあ自分自身ももっとフランクにやっていけたらなという風にいろいろ刺激もありました。

またヨーロッパの家は日本の住宅環境よりも広々していたので、日本に帰る前に初めて自分で買った可愛いパーティーグッズを使って自分の思い描いていた世界観を娘の4歳の誕生日に表現しました。

そのタイミングで帰国が決まっていたので、パーティースタイリストとして仕事を始めようと考えるようになりまして。その時のパーティーの様子をインスタグラムにあげてお仕事を始めようと準備をしだします。その時にこの写真が編集の方にたまたま目に止まりまして、一時帰国のタイミングでキッズパーティーの企画のページのお手伝いをさせていただくことになります。

そこでやっぱりこの仕事楽しい!これを仕事にしたい!と思いまして本帰国のタイミングでパーティースタイリストとして活動開始しだします。

最初Tokyo Flamingoという屋号で一人で活動を始めたんですけども、イベント現場で早くセットアップしなきゃいけないとか、どうしても一人じゃ無理になってきまして、元々近所のホームパーティーに呼んでくれる飲み友達、ママ友達だった2人に手伝ってもらって3人で活動を始めます。ざっとこのような経緯でフリーランスで活動を始めることになるわけです。

スムーズに仕事を始めたように思われるかもしれないんですけども。お仕事の中ではやっぱり色々な浮き沈みがありまして。あまりSNSでネガティブなことを発信したくなかったので、今まで全然触れてこなかったんですけども、今日はそういったことも話しできればと思っています。

2015年にTokyo Flamingoを立ち上げて、2016年に初めて大きな企業案件をいただき、そして2017年には念願だったパーティーグッズを企業様と共同開発、そして2018年にはこれも念願だったパーティースタイリングの書籍の出版をします。

もともと簡単に可愛くワーキングママさんとかの助けになるようなキッズパーティーのアイデアとかを発信したいと思っていたので大きなターニングポイントとなりました。そしてその翌年に合同会社を設立します。

という風に順風満帆に見えるかもしれないんですが、この間にも何度も大きな壁にぶつかりました。

まず一つ目はフリーランスの方って皆さんぶつかる壁かもしれないんですが、自分が作ったものが世に受け入れてもらえるのか、喜んでもらえるのか、正解がわからないという不安の壁でした。

ちょうどベルギーから帰ってきて単身赴任のワンオペ育児だったので、それも重なりかなりハードで不安な時期になります。そんな中初めての企業案件でホームパーティーデコレーションに関する60人規模の講演のご依頼を頂いて、「どうしよう。でも喜んでお受けするしかない。」という状況に至ります。

最初そういう不安な時期があったんですけれども、不安な状態で仕事をするとそれはやっぱりクライアントさんにも伝わるし、アウトプットの作品自体にも影響するんじゃないかと思うようになりまして。そこで自分なりに不安を断ち切って、全力で頑張って根拠のない自信を持つというスタイルにチェンジします。

自分が作ったものとか、自分が講演で発信したことには100%の自信を持とうと思って準備をしました。

結果お客様にもクライアントさんにもすごく喜んで頂いて、翌年もオファーを頂けまして。その経験からも、いつでも不安はあるんですけども、それを見せずに自分を肯定してあげようと思うことを心がけています。 

自分なりにフリーランスとしてのスタイルの大事なことは、自己肯定感を持つことかな思っています。

どうやって自己肯定感上げるのと思うかもしれないんですが。皆さん人それぞれとは思うんですが、私の場合はとにかく千本ノックで自分の審美眼を鍛えるということです。

自分が思ってることなんですけども、100のインプットをしてその上で自分の納得いくアウトプットってひとつくらいしかできないと思っていて。とにかく忙しくても月に2回は美術館に行こうとか、洋雑誌を輸入して読みあさるとか、そういうことを自分にタスク化しまして。辞書でアンダーラインとかポストイットをいっぱい貼っていくと、それが見返した時に自分こんなにやったんだっていう自信になるかと思うんですが、そんな感覚ですね。そういうふうにして今も自己肯定感、根拠のないポジティブさを保つようにしています。

また子育てとの両立ですね、それも同時に難しくてですね。インタビューでよく両立はどうしていますかって聞かれるんですが、両立できたことはないと思っています。

ただ娘に寂しい思いや疎外感を持って欲しくないという思いから、自分なりにたどり着いたスタイルが「巻き込み型育児」でして、一緒にパーティーのお仕事をしてもらうという育児方法です。例えば出来レースなんですけども、次のパーティーのテーマ何がいいと思う?などとテーマの案だしをしてもらって、それがそうならなくても〇〇ちゃんのおかげで次のパーティーこのテーマに決まったよと伝えるとか。あとは一緒に簡単な工作をしたりとかちょっとインターンのような形で関わってもらって本人もそれで自己肯定感を育みながら経験が積めるかなと思って、今だにそういうスタイルをとっています。

次はコロナですね。私Twitterもやっていて、もともと情報収集していたら1月末ぐらいから、これはまずいなと。この先イベントできなくなるじゃないかなと思って、パーティースタイリストとしてどうしようかなと悩んだ時期が1月末くらいからありました。

結果準備期間に当てようと思い、一度リアルイベントの仕事をストップして準備する期間にあてました。同時に自粛期間に入りまして、私自身の仕事もオンラインに変わったんですが、あの時に早めに考えて行動できたのは Twitter の情報のお陰もあったりしたので、良かったなと思っているのと。残念ながら、今リアルなイベントやパーティーのお仕事はほぼ無くなってしまっています。なんですが、ずっとやろうと思っていたカメラとか動画の勉強などをやる時期に当てようと思って、今ポジティブに考えていて行動を始めています。 動画の勉強などはオンラインで勉強できるようになったので。今までだったらどこかに行って勉強する時間は出せなかったと思うんですが、幸い今仕事の合間に勉強できるようになっています。

以上がフリーランスでぶつかった私の大きな壁のお話でした。

今日お話して伝えたかったことは、私自身パワーポイントも使えない、企画書も書いたことがない本当に普通のOL時代を過ごしていて、その後普通の専業主婦をしていたんですが、パーティースタイリングが好きという気持ちだけでフリーランスを始めまして。今色々とチャレンジさせて頂いております。

フリーランスでこうやっていろんな企業様とお仕事をさせていただける場を頂けてるっていうのは、夢のある面白いことだと思っているので、今からフリーランスとしてお仕事を考えられる方、何か新しいことを始めようと思ってる方に少しでも参考になればと思いました。

またすでに活動されてる方にとっても何か刺激とかアイデアになれば幸いです。

また今日はお集まりくださった皆様は、ホームパーティーとかに興味がある方が多いかと思うんですけれども。今残念ながらホームパーティーなど開きにくくなってるかと思うんですが、いずれ必ず元のように楽しく開ける日が来ると思うので、私自身も今それに向けて勉強しているので、皆さんでそのホームパーティーの火を絶やさずに盛り上げていけたらと思っています。ありがとうございました。

久林紘子先生

Hiroko Hisabayashi

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 久林先生.jpg

@rohicocco

@tokyo.flamingo 

Tokyo Flamingo代表 Party Stylist ・Prop Stylist

著書にparty styling book『フォトジェニックなHAPPY BIRTHDAY』(光文社)。

​一般社団法人日本ホームパーティー協会 公式アンバサダー

ホームパーティー検定 ®エキスパート

一般社団法人日本ホームパーティー協会認定講師

日経xwomanアンバサダー

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