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いま始めたい!ホームパーティーをランクアップさせるワイン超入門/シャンパン編まとめ!

ホームパーティーを彩るドリンクの中でも、やっぱりワイン、シャンパンは特別。「なんとなく気になったものを買ってきちゃう」から楽しむのもオッケーですが、ワインの知識を少しでも学ぶと、さらにその楽しみが広がるはず。さらに、ホームパーティーのランクもさりげなくアップしちゃいそう!

 

今回、日本ホームパーティー協会のワイン担当、
ソムリエ・ワインアドバイザーのhiroさんからハウパに寄稿していただいた、
これまでの記事の中から、ワイン入門にぴったりな記事をピックアップしてまとめてみました!
この春から、ちょっとワインにこだわってみませんか?

 

まずは、人気のスパークリングワイン、「シャンパン」のお話!

 

【シャンパンって?】

シャンパンって、そもそも何?

厳密に言えば、「フランス北東部にあるシャンパーニュ地方で生産されたブドウのみを使用し、炭酸ガスによる発泡性を生み出すために瓶内二次発酵を行った上で、最低15ヶ月以上の熟成を行った発泡性ワイン」のことで、正式にはシャンパーニュといいます。

 

 

【シャンパーニュの歴史】

では、その歴史は?

 

シャンパーニュ華やかな席には欠かせないシャンパーニュですが、その歴史はかなり長く17世紀終盤にまでさかのぼります。
日本では江戸時代にあたり、江戸文化が花開いた元禄時代を迎えたころにあたります。
まさのこの頃、あの有名な僧ドン・ペリニョンが現在のシャンパーニュの原型を形作っていました。それまでは発泡性のないワインがシャンパーニュ地方で作られていたこともあり、その功績は偉大というほかありません。

 

 

【シャンパーニュのラベル】

 

シャンパーニュについているラベルはエチケットと呼ばれています。
その読み方がわかれば、さらに興味が湧いてきて、楽しみも増えますよ!

 

美しいデザインがされたエチケット、そこに記されたブランド名にどうしても目が言ってしまいがちですが、実は様々な情報が書かれています。
お出しされたシャンパーニュが、どのようなところで作られたのかに思いを馳せながらグラスを傾けると、ホームパーティーの席がさらに華やぐこと請け合いです。

 

 

【甘辛度は7段階】

 

エチケットの読み方を知れば、ちょっときになるのが「甘辛度」

 

甘辛度はシャンパーニュ1Lあたりに含まれる糖分量によって呼び名が定められています。
3g/L以下・・・極辛口。ブリュット・ナチュール(brut nature)、パ・ドゼ(pas dosé)などと呼ばれます。
6g/L・・・極辛口。エクストラ・ブリュット(extra brut)と呼ばれます。
12g/L・・・辛口。ブリュット(brut)と呼ばれます。
12〜17g/L・・・中辛口。エクストラ・セック(extra sec)、エクストラ・ドライ(extra dry)と呼ばれます。
17〜32g/L・・・中甘口。セック(sec)と呼ばれます。
32〜50g/L・・・甘口。ドゥミ・セック(demi sec)と呼ばれます。
50g/L以上・・・極甘口。ドゥー(doux)と呼ばれます。
このように7段階に分けられており、エチケットを見るだけでおよその糖分量がわかることから、それぞれに合わせるお料理を考えやすくなります。

 

 

 

【シャンパーニュ地方産のスティルワイン】

 

さらには、シャンパーニュ地方の発泡しないワインのお話。

発泡性のあるシャンパーニュが生まれた17世紀より前、それまでは1000年以上の長い期間にわたって発泡性のないワインだけが生産されていました。その歴史的な背景もあって、現在でも非発泡性ワインが現在も生産されています。

 

 

【シャンパーニュが発売されるまでにかかる期間は?】

 

さらには、シャンパーニュについてのちょっと歴史ロマンあふれるお話も。

 

シャンパーニュやワインはブドウから作られていますので、大まかにはブドウの収穫→発酵醸造・瓶詰め→販売という順序をたどって、皆さんの手元へと届けられています。
通常のワインですと発酵醸造が終わって瓶詰めされると数ヶ月以内に販売が行われるのですが、シャンパーニュですと瓶詰め後にさらに15ヶ月以上も販売ができないことに法律で定められています。

 

 

 

【ロゼのシャンパーニュ】

 

見た目も美しく、華やかなピンク色のロゼ・シャンパーニュ!その美しさの理由は?

実はこのロゼ・シャンパーニュ、大きく分けて二通りの製法があり、白のシャンパーニュよりも複雑な製造工程をたどってつくられているからなんです。
まず一つ目の方法はアッサンブラージュ(ブレンド)法と呼ばれる製法で、通常の白のシャンパーニュの工程とは別に赤ワインを造り、その二つをブレンドすることで淡い色付けを行ったもので、繊細さと軽やかさ、そしてフレッシュさが際立つシャンパーニュが生まれるとされています。

 

 

【シャンパーニュのボトルって?】

 

さらにはシャンパーニュのボトルについての豆知識も!

シャンパーニュのボトルには様々な形状がありますが、いずれのものも発泡性のあるシャンパーニュを入れるために肉厚なガラスが使用され、かなり重いものとなっています。これは、その発泡性をもたらす炭酸ガスによる圧力がかかっているためで、その圧力は5.5〜6気圧(1平方センチあたり5.5〜6kgの圧力)にもなるからです。
さらに生産者によっては、その歴史的な背景をもボトルの形状に反映していることもあります。

 

 

 

【シャンパンリゾット】

 

 

なんと、シャンパーニュ(スパークリングワインでももちろんOK)を使った簡単なお料理レシピも!

[材料](分量は目安ですので、適宜調整してください)
辛口のシャンパーニュ(スパークリングワイン)350cc(ボトル半分程度)
お米 2カップ240グラム程度
固形ブイヨン 1個(お湯で溶いた場合は400〜500cc前後用意)
みじん切りにしたタマネギ 半個分
塩・コショウ 少々
オリーブオイル 少々
あればチーズ(できればゴルゴンゾーラなどの青カビ系)

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